ドキュメンタリー・ファッション・映画製作と多岐の才能を発揮するエリオット・アーウィット。多くの写真作品の中、ユーモラスで遊び心を感じさせる作品は見ていて楽しい。私の好きな写真家の一人です。
参考文献
「マグナム・フォト東京支社発行 エリオット・アーウィット写真展 写真活動50周年記念-幸福の横顔-図録」
1928年 | フランスで生まれる。(両親はロシア人) |
1938年 | ファシズム政権から逃れるため一家でパリへ移住する。 |
1939年 | 戦争から逃れるため、ニューヨークへ移住する。 |
1941年 | 父親がエリオットを連れて衝動的にロサンゼルスへ移住。ハリウッドに住み始める。 |
1944年 | ハリウッド・ハイスクールを卒業、ロサンゼルス・シティ・カレッジに入学。高校生の時から写真に携わるようになる。 |
1948年 | ニューヨークへ移住し、映画を学ぶ。エドワード・スタイケン、ロバート・キャパらと出会う。 |
1949年 | フランスでドキュメンタリー映画関係の仕事をし、ロバート・フランクとパリで半年 部屋を共有する。イタリアにも長期滞在する。 |
1950年 | ニューヨークへ戻り、ロイ・ストライカーのもと、スタンダード石油会社の写真の仕事に就く。 |
1951年 | 徴兵され、ドイツとフランスに駐留。軍隊生活を写真にした作品が、雑誌「LIFE」の写真コンテストの新人賞に入賞する。 |
1953年 | 除隊後、ロバート・キャパの推薦で、マグナム・フォトに参画する。ニューヨークを拠点に本格的な写真家としての活動を始める。 |
1955年 | 「ファミリー・オブ・マン」展に出品する。 |
1963年 | ワシントンD.C. のスミソニアン美術館で個展。 |
1965年 | ニューヨーク近代美術館で個展。 |
1966年 | マグナム・フォトの会長を1968まで3期務める。 |
1971年 | 最初のドキュメンタリー映画を製作する。この頃より映画と写真の仕事を交互にするようになる。 |
1972年 | シカゴ美術館で個展。 |
1984年 | 映画の仕事に専念するようになる。 |
1987年 | 写真の仕事に戻り、集大成の写真集と写真展の準備に取りかかる。この作業は、それまで撮りためてきた作品を見直し、人生の意義について考えるよい機会になった。 |
1988年 | 写真集“Personal Exposures”。 写真展がパリ、ニューヨーク、東京などを巡回。 |
1991年 | 写真集「オン・ザ・ビーチ」。 |
1992年 | 写真集「我々は犬である」。写真展が日本、アメリカを巡回。 |
1994年 | 写真集「ふたりのあいだ」。写真展「カップルズ」が日本各地を巡回。 |
1998年 | 写真集「美術館にいこうよ ! 」。写真展が日本各地を巡回。 ピア・フランケンベルグと4度目の結婚。 |
2001年 | 写真活動50周年記念-幸福の横顔- が東京と京都で開催される。 |